「強盗にあった」自ら通報も…

当初は「強盗事件」として捜査が進められていたこの事件。警察は19日、事件があったパチンコ店の従業員・真鍋一皐(いっさ)容疑者(23)を建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕しました。

事件当時、真鍋容疑者は「拳銃を突き付けられ強盗にあった」と自ら警察に通報。しかし、その後の捜査で実際には被害者を装っていたことが明らかになったといいます。

警察によりますと、事件当日、閉店作業を終えた真鍋容疑者は、帰宅途中に会津若松市内で19歳の男と接触。その後、再び店舗に戻り、脅されたふりをして、店や金庫の鍵を開けて、19歳の男に現金を渡すなど犯行に関与していたということです。防犯カメラには、19歳の男が真鍋容疑者に拳銃のようなものを突きつけて、金庫を開けさせる様子が写っていたといいます。

警察は、「捜査に支障がある」として真鍋容疑者の認否を明らかにしていません。

逮捕された3人は、知人関係ではなく、警察は、匿名・流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」が犯行に関与している可能性があるとみて捜査を進めています。