福岡県宗像市で19日に始まった将棋8大タイトルのひとつ「王位戦」七番勝負の第4局。タイトル6連覇がかかる藤井聡太七冠に永瀬拓矢九段が挑む注目の一戦ですが、音声トラブルで対局が即時中断されるという異例の事態が起きました。

福岡県宗像市の「宗像ユリックス」で始まった王位戦七番勝負の第4局。

王位戦は将棋8大タイトルの1つで、これまでに藤井七冠が3連勝してタイトル6連覇に王手をかけています。

注目の一戦となったこの対局ですが、午前11時半ごろ音響設備の受信機が館外の電波を受信してしまい音声が対局室に流れるというトラブルが発生しました。

対局は即時中断され原因究明のため予定を前倒しして昼食に入るという異例の事態となりましたが午後1時半から再開されました。

日本将棋連盟は、「タイトル戦でこういった例はすぐには思いつかない」と話しています。

対局に藤井七冠が防衛しタイトル6連覇を果たすのか、初めての王位獲得へ永瀬九段の逆襲が始まるのか。

19日夕方に封じ手が行われ、勝負はあす午後に決まる見通しです。