富山県内の最低賃金が初めて1000円台となります。労使の代表からなる審議会は県内の最低賃金を前年度から64円引き上げ1062円とするよう答申しました。

労使の代表からなる審議会は富山県内の最低賃金について、前年度から64円引き上げ1062円とするよう富山労働局長に答申しました。
県内で最低賃金が1000円を超えるのは初めてです。
今回の引き上げ幅は、前年度の50円を大幅に上回る過去最大の64円で、国が8月4日に目安として提示した63円を1円上回っています。
最低賃金とは企業が労働者に対し最低限支払わなければいけない賃金です。
今回の改定に対して、審議会での採決は、賛成8・反対4でした。
反対したのはいずれも経営側で、委員の1人からは「最低賃金の引き上げ自体は理解する」としたうえで、企業の支払能力を懸念し「急激な引き上げは厳しい」と国に対し企業への支援を求める意見も出ました。
改定された最低賃金は10月12日から適用される予定です。