18日午前、岩手県滝沢市の中学校校舎に子グマ1頭が侵入しました。子グマはすぐ逃げてけが人や物が壊される被害は確認されていません。

(佐藤優空記者)
「クマは校舎と体育館をつなぐ渡り廊下にあるこちらのドアから侵入したということです」

校舎に子グマが侵入したのは、滝沢市巣子の一本木中学校です。こちらは学校に設置された防犯カメラの映像です。玄関前で動き回る子グマの様子を確認することができます。





警察などによりますと、18日午前7時55分ごろ、学校の職員が校舎内に子グマ1頭がいるのを目撃し、警察に通報しました。

子グマは換気のために開けていたドアから校舎に侵入し、鉢合わせた職員が声を出したところ、侵入したドアから外に逃げていったということです。

当時、学校には駅伝練習のために生徒6人ほどが集まっていましたが練習は中止し、全員避難してけがはなく、物が壊されるなどの被害もありませんでした。

(一本木中学校・伊藤伸副校長)
「(クマは)中型犬くらい。生徒の安全が第一だと思ってますので、子どもたちを安全に家に帰すことができたのでよかった」


一本木中学校では8月21日に2学期の始業式が行われる予定で、生徒の登校時には職員が見守りを行うほか、保護者に送迎をお願いするとしています。