ファッションの専門学校に通う学生らが、倉敷市児島地区のジーンズ工場の見学に訪れました。岡山デニムの魅力を国内外に発信しようという取り組みで、フランスから訪れた参加者もいました。
「このミシンだと昔ながらのデニムが表現できる」

倉敷市のアパレルメーカー「ジョンブル」の工場に世界12か国に展開するファッション専門学校「エスモード」東京校の学生とフランス・リヨン校の卒業生が訪れました。「岡山デニム」の魅力を広く知ってもらおうと岡山県が2018年から行っている取り組みです。井原市で作られるデニム生地が、ルイ・ヴィトンに採用されるなど、「岡山デニム」は海外でも注目が高まっています。
(岡山県産業労働部産業振興課 森下恵さん)
「ハイブランドにもたくさん採用いただいているんですけども、もっともっと岡山のデニムのよさというのが伝わっていくといいなと思っております」

参加者は、古いミシンを使って生地を波立たせ、昔ながらのジーンズを再現する方法や、正確に裁断を行うために導入している機械などについて説明を受けました。

フランスから訪れた2人も、ボタンを機械で取り付け、デニムストラップづくりを体験しました。
(フランスから参加 マリアノ・フィゲロアさん)(翻訳)
「岡山の人は素材に対する愛着心があって、こだわりをもって丁寧に働いているのが印象的だった」
(フランスから参加 マヌ・ボズロワさん)(翻訳)
「伝統と革新が共存しているところを拝見したので、自分もそういった考えで取り組みたい」
岡山県は今後も「岡山デニム」の魅力発信に取り組みたいとしています。