長野県は15日、この夏3回目となる夏期食中毒注意報を全県に出しました。
期間は、17日までの3日間で、食中毒が発生しやすい気象条件が続いているとして注意を呼びかけています。

食中毒注意報は、長野、松本、諏訪、飯田の4つの観測地点での、前日と前々日2日間の最高気温や、湿度などの平均値が、基準値を超えるなどした場合に出されるもので、今回でこの夏3回目の注意報になります。

県では、食事をする際の注意点として、手洗いのほか、食品を室温で放置すると細菌を増殖させる危険性があるとして、調理後はすぐに食べ、残った場合も時間が経ち過ぎたり、変なにおいがするなど、少しでも怪しいと思ったら、思い切って捨てるよう呼びかけています。

このほか、気をつけたい食品として、カレーなどの煮物と浅漬けをあげ、残った煮物を保存する場合は、早く冷えるように小分けにして冷蔵庫で保存することや、浅漬けを作る際には、野菜をよく洗うよう呼びかけています。

県内では、4月以降に6件の食中毒が発生し、71人が手当てを受けています。