熊本市を流れる坪井川と井芹川の周辺で浸水被害が相次いだため、ごみ収集場は災害廃棄物であふれ返っています。
記者「熊本市中央区のごみステーションです。家具や畳など災害廃棄物が山積みになっています」

8月14日の朝は通常のごみの収集もあり、普段は100か所以上でごみを積み込む収集車も2か所でいっぱいになりました。
馬場商店 山部圭祐さん「ここまでは想像していなかった。ずっとごみが残っていても大変だと思うので、なるベく取れる分は今日中に持っていきたい」
一方で、ごみ出しのルール違反も起きています。
熊本市では現在、大型ごみは無料で集めていますが事前申し込みが必要です。さらには、分別されていないごみも多くなっているといいます。
熊本市環境局 資源循環部廃棄物計画課 津川正樹課長「中を見ながら燃えるもの、燃えないもの分けながら積んでいる。すごく手間がかかる状況。分けられていると収集作業が効率的にいくので、ごみの収集が早く終わります。分別はきちんとしていただきたい」
熊本市は、木くずや濡れた衣類、プラスチックなどの「燃えるもの」と金属類やガラス類など「燃えないもの」に分別した上で、通常のごみとは分けて、普段利用するごみ収集場に出してほしいと呼び掛けています。

この “災害ごみ” ですが、熊本市は今回の大雨を受けて扱いを変更しました。
これまでは、テレビと冷蔵庫、洗濯機、エアコンの家電は収集の対象外でしたが、大雨で被害を受けたものは「大型ごみ」と同じ扱いとなり、「ごみゼロコール」に申し込めば、市が無料で引き取ります。
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