須坂市で13日、女性を搬送しようとした救急車が物損事故を起こし、病院への搬送がおよそ24分遅れました。
搬送が遅れたことによる容体への影響はなかったとしています。

須坂市消防本部によりますと、13日午後2時35分ごろ、体調不良を訴えた須坂市臥竜の40代の女性を収容し、現場を出発しようとした救急車が、方向転換をした際に、左の側面を隣接する住宅のコンクリートの壁にこする物損事故を起こしました。

須坂市消防本部では、女性に意識があったことなどから、別の救急車を出動させ、24分後の午後2時59分に現場を出発し、午後3時15分に市内の病院に到着しました。

搬送先の病院の医師は、搬送が遅れたことによる影響はないとの見解を示したということで、女性はすでに退院して、自宅に戻っているということです。

方向転換の際に、ドライバー以外の救急隊員が車の外に出て行う誘導を怠っていたいうことで、須坂市消防本部では、「今回の事故原因を検証し、全救急隊に事案を周知し、再発防止策の徹底を図ってまいります」とコメントしています。