JR東海道新幹線で、車両の床下に配置された機器を保護するカバーが、走行中に落下する事案が発生しました。
JR東海によりますと、8月13日午前0時すぎ、東京都品川区の東海道新幹線の車両基地で夜間の車両点検をしていた係員が、最新型車両「N700S」1編成の7号車で、車両下の機器を覆う保護カバーである「側カウル」が、1枚外れてなくなっているのを確認しました。
その後、静岡県の掛川駅近くの東海道新幹線上り線(東京方面)の線路脇で、夜間作業をしていた係員が、その「側カウル」を見つけました。

落下した「側カウル」はアルミ合金製で、縦80㎝・横60㎝・厚さ7cm・重さ約8.5kg。
8月10日の点検時には正常に取り付けられていたことが確認されていて、見つかった場所などから、8月12日午前10時すぎに「こだま708号」(新大阪発・東京行き)が掛川駅を発車した直後、低速走行していた際に落下したとみられています。
当該の編成は8月12日、東京駅に到着後、東京・岡山間を1往復したということです。
「側カウル」が外れた部分の機器に異常はなく、今回の落下事案に伴うけが人もいないということです。
JR東海は、落下原因を調べています。