戦争の体験談を聞きながら、児童や学生が戦後80年を考えるワークショップが13日、山口県周南市でありました。
ワークショップには、地元の小学生や周南公立大の学生ら24人が参加しました。周南市が戦後80年を迎え、改めて戦争について考えてもらおうと企画したものです。

終戦の年にあった徳山大空襲を経験した兼重和剛さん(93)が体験談を語りました。兼重さんは中学2年、12歳のときに大空襲に遭い、空爆後の通学途中に見た悲惨な光景が忘れられないと話しました。
小学4年生
「道に死体が並んでいるというので、そんなに人がいっぱい死んじゃうんだなあと思ったら怖かったです」
大学3年生
「後の世代にどんどん伝えていくというか、忘れたらいけないということをまわしていかないといけない」

体験談のあと参加者は戦時中に食べられていた「すいとん」と「むぎごはん」を試食しました。
徳山大空襲経験 兼重和剛さん
「指導者も戦争まではならないように、みんなが気をつけて国の政治をやっていっていただきたい」
兼重さんはできるかぎり戦争体験を伝えていきたいと話していました。














