企業の間で取引されるモノの価格水準を示す7月の企業物価指数は去年から2.6%上昇しました。コメなどの「農林水産物」が指数を大きくおしあげています。

日銀がきょう発表した7月の企業物価指数は去年の同じ月と比べて2.6%上昇の126.6でした。

「農林水産物」が去年に比べて42.2%上昇したことが要因です。

特にコメは需給がひっ迫していることに加えて輸送費や人件費などのコストが転嫁された影響で引き続き高い水準となっています。また、卵も鳥インフルエンザの影響が残り、価格が高止まりしています。

企業物価全体の伸び率は6月の2.9%から0.3ポイント縮小していますが、日銀は「これまで上昇をけん引してきたコメ価格の伸び率が、一時期に比べると小さくなっているものの物価上昇の基調が変化したわけではない」としています。