降り続いた大雨の影響で七尾市の国道が陥没し、車3台が崖下に転落した事故。
一夜明けた13日朝、石川県の馳浩知事が現場を視察しました。

七尾市中島町の国道249号は12日午前5時ごろ道路が30メートルにわたって崩落し、大型トレーラーなど3台が転落して3人が重軽傷を負いました。


中能登土木総合事務所によりますと、崩落した場所は、70年ほど前に盛り土をして作られていて、過去にも近くで崩落があり住民から地盤の弱さが指摘されていたといいます。

中能登土木総合事務所・能登茂和所長「もしかしたらですけども地震があって山に亀裂が入って水道が変わったのかなというのもある。水が出てなければ大丈夫だけど水が盛土に含まれたことによって崩落した原因もあるのかなと」

石川県・馳浩知事「改めてなんでここが崩れたのかという原因は調べて教えてください」

現時点で復旧工事の見通しは立っておらず、ボーリング調査などを行った上で補強・補修の方法を決めるということです。

中島町小牧・赤坂達也町会長「奥能登方面に行く車両が行けないのが一番心に沁みる。早くもっとひどい所を再建していただきたい。道路が治らないと復興が遅くなるんじゃないかと」

落下車両の撤去については電線などの影響で道路からの引き上げは難しいことから、崩落現場にレッカー車両の侵入路を設ける予定です。