アメリカの7月の消費者物価の伸び率は事前の予想をわずかに下回り、前の年の同じ月と比べて2.7%の上昇となりました。

アメリカの労働省が12日に発表した7月の消費者物価は、前の月と変わらず2.7%の上昇となりました。事前の市場の予想は2.8%で、これをわずかに下回りました。

ただ、変動の大きい食品やエネルギーを除いた、いわゆるコア指数は、前の年の同じ月と比べ3.1%上昇し、市場の予想を上回りました。

トランプ政権の関税措置によりインフレ懸念が指摘される中、今後、輸入企業などによる価格転嫁が進むのかが注目されます。

一方、ニューヨーク株式市場では、消費者物価などの統計がおおむね事前の予想通りだったことから今後の利下げへの期待が高まり、ダウ平均株価は一時、前の日に比べて400ドル以上、値上がりしました。