新城さんには、歴史教育・平和教育に関わるようになった原点と言える体験があります。5歳の頃、父親が米兵の車にひかれて亡くなりました。その後、米兵は軍法会議で無罪に。幼くして沖縄の不条理に触れ、歴史教諭を志しました。

事故を伝える当時の新聞

沖縄の歴史教諭として避けては通れないのが沖縄戦。

歴史を正しく伝えたい思いから、沖縄の歴史の副読本や解説書の執筆などを手掛け、歴史教育・平和教育に力を注いできた新城さんですが、沖縄の平和教育には課題もあると指摘します。

新城俊昭さん:
「沖縄で歴史教育をしていたら、どうしても沖縄戦にぶつかるんですよね。沖縄戦というのは、片手間でできる(教えられる)ものではない」