九州を襲った豪雨の影響は、今後食卓にも影響を与えそうです。
11日までの3連休に九州を襲った記録的な大雨の影響が、じわじわと山陰にも広がり始めています。
キャスター 小林健和
「熊本県産のナスについても、もう少しケースがあるのですが、10日から数が減ってきているといいます」
米子青果 勝部智 課長
「熊本県は野菜の大産地の1つでもあるので、そこの数量が減るということは、他産地の野菜の引き合いが強くなることから、他産地の野菜の単価も上がってくると考えている」
九州を中心に降り続いた大雨では、一時、熊本県内の7市町に大雨特別警報が出されました。
こちらはトマトが特産の熊本県八代市のきのうの映像です。停車している車のタイヤ部分まで水が浸かってしまっています。
撮影した人によると、近くの畑なども冠水していたということです。
熊本はこの時期、トマトやナス、キュウリなどの主要産地の1つで、すでに米子青果では、この大雨の影響などで熊本県産キュウリの入荷が10日から減ってきているということです。
そして影響は、今だけにとどまらず、数か月後に現れる見込みです。
米子青果 勝部智 課長
「植え付け、出荷の遅れというのがみられるので、その植え付けた分が10月に本来出てくるんですけど、そこの10月の出荷というところが、数量が少なくなるのではないかという予想が出ているので、これから順次植え付けはされていくにしても、10月の出荷量は少なくなるのではないかという見込み」
熊本県産が減ればほかの産地への需要が集中し、全国的な相場にも影響する可能性があるとのこと。
生産地の回復には時間がかかる見通しで、今後の価格の動きが注目されます。