一方、こちらは江戸時代に創業した上田市の飯島商店。長い歴史を紡いできた看板商品があります。

飯島商店 小井戸悦子取締役:「明治の末頃から手掛けております、昔ながらのみすゞ飴です」
誕生してから110年余り、手作りの製法を守り続けているみすゞ飴。主にもも、ぶどう、三宝柑(さんぽうかん)、あんず、うめ、りんごの6種類が楽しめます。

飯島商店 小井戸悦子取締役:「水飴と寒天、果汁を練り固めたものを職人がひとつひとつ手でこちらの大きさに刻み、一枚一枚0.02ミリのオブラートを手で巻き、二日間ほど乾燥させてようやくみすず飴ができあがる」
上田市の銘菓として県の内外にファンをもつみすゞ飴。その原料を生かし、この夏、新たな商品が完成しました。

飯島商店 小井戸悦子取締役:「今年新しく開発したかき氷シロップです。今まで(みすゞ飴を)知らなかった客にも、弊社のこだわりの原料としている果実のおいしさや良さを分かってほしいと(開発した)」
開発したのは、ぶどう、いちご、オレンジ、ルバーブの4種類。

野菜であるルバーブ以外のシロップに使われているのは、みすゞ飴の原料でもある完熟果実です。
熟れるまで収穫せず、栄養やうまみが詰まったフルーツを贅沢に使い、少量の砂糖などで味を調えました。
「香料や甘味料、着色料を一切使わずに自然な果物の風味と色合いも自然な色そういったところは今後もこだわりつづけたいところ」
こちらは塩尻市産のブドウ「コンコード」で作ったぶどうシロップのかき氷!

みすゞ飴本舗飯島商店のかき氷は市の観光会館にある、CafeたびふるUEDAで提供しています。