“車社会”ともいわれる熊本。今回の大雨で河川などが氾濫し、車の水没が相次ぎました。多くの人が突然生活の必需品を失い、不便さを強いられています。

レッカー追いつかず 至るところに放置車が

熊本市内では朝早くからレッカー車が走り回り、水没した車を次々と移動させていました。1mほど冠水した住宅地には、水没した車も多数あります。

住人「もう屋根上まで水が来て。車はもう使えないよ、ちょっとした水で何十万の損」

床上浸水した住宅では、駐車場の車2台が水没しました。住民は不安げな表情です。

住人「この(塀の)上あたりまで水が来て。車がないと困る。子どもも熱が出ていて、病院に連れて行きたいけど連れていけない状態。職場が遠くて車が必要なので、これからどうしようかと」

多くの車が水没したことでレッカー車の手配が間に合わず、道路の至るところに車が放置される危険な状態が続いています。

記者「こちら熊本市内の路上ですが、水没した車が今も放置されています。被害は深刻です」

中には所有する車4台が全て水没した人もいました。

住人「全部動かない。レッカーもすごく多いみたいで順番待ちに。業者も休みなので、まだ手配がとれていない」

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