戦後の長崎などが描かれる映画「遠い山なみの光」の舞台挨拶が11日夜行われ、主演の広瀬すずさんらが長崎への思いを語りました。

広瀬すずさん:
「長崎の皆さんに見てもらえたのはすごく嬉しいですね」

全国公開に先駆け、11日夜長崎市で行われた試写会。俳優の広瀬すずさんと吉田羊さん、そして監督の石川慶さんが登壇し、舞台挨拶を行いました。

映画の中で、広瀬さんと吉田さんは戦後復興期の長崎を生きた主人公の悦子を2人1役で演じています。

舞台挨拶の前には平和公園を訪れ、原爆犠牲者に花を捧げた広瀬すずさんは舞台挨拶で、「悦子として見落としていたものがあるんじゃないかと不安に思うほどすごくエネルギーのある街だなと思いました」と語りました。

また、石川慶監督は「戦後80年で記憶というのがどんどん遠くなっていくときに、僕らで受け取って新しく語りなおさないといけない。そういう思いを込めて作った映画です」と語りました。

映画「遠い山なみの光」は来月5日に公開されます。