きょう、520人が犠牲となった日航機墜落事故から40年となります。これを前に灯籠流しが行われました。

1985年8月12日、日本航空123便が「御巣鷹の尾根」に墜落し、520人が犠牲となりました。

事故で父親が亡くなったとき、母親のお腹の中にいた男性は…

父親(当時29)を亡くした 小澤秀明さん(39)
「(父親は)本当に僕の誕生を楽しみにしていたと聞いてます。自分が子育てを始めて、父親はもし生きていたら、どんなふうに子育てしたんだろうなとか。おじいちゃんとして、どんなふうに孫に接していたのかな」

当時、50歳の父親を事故で亡くした女性は60歳になりました。

父親(当時50)を亡くした 若本千穂さん(60)
「本当にあっという間で、気がついたらこんな年になっていたんだって。お父さんよりも10年長く生きてるよとか思いながら。父が生きられなかった10年間、ちゃんと生きてこられたかな」

きのう、墜落現場のふもとには遺族らが集まり、「事故はもう嫌だ」や「家族みんな元気ですよ」などと書かれた、およそ200個の灯籠を川に流しました。

遺族らはきょう、慰霊登山を行います。