駆除・対策のポイントは?

ーアオドウガネとみられる幼虫がプランターの土から出てきたとき、植えていた植物は弱っていました。どんな対策ができますか。

(東洋産業 大野竜徳さん)
「では、駆除・対策のポイントもいくつか。駆除には成虫と幼虫、それぞれの対策を分けて考えましょう。

幼虫対策は『地中』に注目です。芝生や鉢植え、家庭菜園などで、特定の植物だけがしおれていたら、根の食害を疑いましょう。

表土を軽く掘ると、白い幼虫が出てくることがあります。幼虫は地表近くに多くいるため、掘り出して手で駆除する方法が有効です」

「成虫対策は『地上』、特に植物の葉の被害に注目です。夜間照明を減らす、またはわざと集光箇所を絞って集めることで誘引を抑える方法もあります。

捕殺(網やトラップ)も地道に行えば減らすことが可能ですが、あとからあとから飛んでくるので数が多いと現実的でないこともあります。

フェロモントラップ(オスを誘引して捕まえるトラップ)など、より専門的なアプローチも進行中です」