気象庁は、11日午後4時前、熊本県の7つの市と町に発表していた大雨特別警報を、いずれも大雨警報か大雨注意報に切り替えました。一方で、引き続き土砂災害や河川の増水、氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。

気象庁と国土交通省は午後4時前、熊本県の7つの市と町に発表している大雨特別警報について、いずれも大雨警報か注意報に切り替えました。

その一方で、これまでの大雨で地盤がまだ緩んでいたり、河川の水位が上昇したりしている場所があるとして、地元の市町村から発表されている避難情報などに従って身の安全を確保するよう呼びかけました。

また気象庁の担当者は、熊本県では24時間雨量の最大値が玉名市や山都町で400ミリを超えたことを例に、次のように述べました。

気象庁 大気海洋部 立原秀一 予報課長
「熊本市の平年の8月1か月の降水量がおよそ200ミリ弱くらいですので、これらの値は、その2倍を超えるような値になっている。それらの雨量が24時間で降ったということになります」

気象庁と国土交通省は、警報や注意報に切り替わった後も、これまでの大雨により地盤の緩んでいるところがあったり、川の水位の高い状態が続いたりするとして、引き続き土砂災害や河川の増水、氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。