「一番安く抑えられるのは手元供養」

 「費用のことだけ考えると、一番安く抑えられるのは手元供養」と鵜飼氏は指摘します。日本では、お骨を家に置くことは“仮置き”として認められていて、一番コストがかからないと言います。一方で、遺骨をどんどん入れていけるため、「家族で墓を持っておくことが、結局安くつく場合もある」という考え方も。

 最近では、「“縁の薄い遺骨”をどうするか」が社会問題化しつつあり、「家に置くのは嫌だけどお金をかけたくない」という状況に置かれている人もいるそうです。電車の網棚の上に火葬証明書のない遺骨が置いてあった、商業施設のトイレに遺骨が流されていた、といった例も。

 お盆休みの帰省の際など、家族でお墓について話し合ってみてはいかがでしょうか?