高校卒業後、そして野球への思い…
注目をあびた立石選手ですが卒業後に選んだ道は大学への進学でした。
立石正広 選手
「自分の実力は自分が一番わかってますし、無理して育成で行くよりは必要とされた場所で4年間結果を残してから、プロに行きたいなという気持ちがありました」
そのことば通り、結果を残しプロのスカウトから注目されるまでの選手になりました。
6月末、立石選手の姿は高川学園のグランドにありました。
母校を訪ねるのは去年12月以来です。
久しぶりのグラウンド、後輩たちにバッティングの指導です。
高川学園 遠矢文太 主将
「立石選手が帰ってきたときにスターが帰ってきたかなと自分は感じました。いろんなものを背負って戦ってきた背中に尊敬を感じます」
立石正広 選手
「後輩の夏の大会など、そういうところで活躍しているのを見ると自分も励みになりますし、そういうのを見て改めて頑張ろうと思ったり、またここに帰ってきたいと思ったりするので、しっかり自分にプラスにしながら頑張っていきたいと思います」
高川学園を率いる松本祐一郎監督は、中学時代から立石選手を指導してきた恩師です。
教え子の活躍に思いもひとしおです。
高川学園 松本祐一郎 監督
「中学の頃一緒に楽しみながら野球をし、高校でも厳しい中でも野球の楽しさを忘れずに一緒に歩んできた子だと思ってるので、いちずにその目標、プロめがけて頑張ってほしいのと1日でも長く野球を続けてもらえたらなと」
立石選手の心の中には「野球を楽しむ」という思いがあります。
立石正広 選手
「やっぱり最初始めたきっかけが、楽しいとか結果出てうれしいとかなんで、そこ見失っちゃうとなんでやってるのかってなると思うので。その気持ちは忘れずにやっていきたいですね」
山口で野球の道を歩み始め、着実に結果を積み上げてきた立石選手。
その見据える先にはプロへの道筋を示す、今年10月のドラフト会議が待っています。
立石正広 選手
「野球教室を開いたら、親御さんたちもいっぱい来て、まだアマチュアの何の立場もない自分のサインが欲しいと言ってくれる方もたくさんいて。自分が目指しているプレーをしながら、それを見て頑張ってるなとかちょっとだけでも意識持ってもらえたらうれしいなと思います」