大分県西部で線状降水帯が発生し、日田市では午後8時までの1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降りました。
気象庁によりますと、大分県日田市付近ではレーダーによる解析で10日午後8時までの1時間におよそ110ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。
気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表し、命に危険が及ぶ土砂災害や洪水が発生するおそれが急激に高まっているとして厳重な警戒を呼び掛けています。
この雨で午後9時前、日田市三花地区、桂林地区、咸宜地区、光岡地区、大鶴地区、小野地区のおよそ1万世帯・2万3000人に警戒レベル5の緊急安全確保が出されました。
また、中津市などを流れる山国川上流部では急激な水位の上昇によって氾濫のおそれがあるとして、警戒レベル4にあたる氾濫危険情報が発表されています。
これまでの大雨により、由布市、中津市、日田市、宇佐市、姫島村、九重町、玖珠町に土砂災害警戒情報が出されています。
厳重に警戒してください。
九州電力によりますと、この雨の影響で午後9時時点で、宇佐市や日出町など大分県内400世帯で停電しているということです。