原爆で多くの信徒が犠牲となった長崎市の浦上天主堂では8月9日の夜、平和を祈るたいまつ行列が行われました。

80年前、長崎に投下された1発の原子爆弾で浦上のカトリック信徒のうち8500人が亡くなったとされています。

昨夜はカトリック信徒らが平和を願う祈りの火をたいまつに灯し、旧天主堂から見つかった被爆マリア像とともに爆心地公園を目指しました。

「私たちも人を許します」「私たちを誘惑に陥らせる悪からお救いください」「アーメン」

このたいまつ行列は原爆犠牲者の追悼や平和への祈りを目的に毎年8月9日に行われていて信徒らが祈りを捧げながら町を歩きました。

「聖マリア、私たち罪人のために今も死を迎える時もお祈りください」「アーメン」

爆心地公園では、旧天主堂の被爆遺構前で信徒らが、平和を願い被爆マリア像に手を合わせていました。