ウクライナとヨーロッパがアメリカに対し、ウクライナの領土の一部割譲を求めるロシアの停戦案への代替案を示したと報じられました。
アメリカとロシアの首脳会談が15日に予定されるなか、イギリスでは、アメリカのバンス副大統領や、ウクライナとヨーロッパ各国の国家安全保障担当者らが参加する会合が開かれました。
アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」によると、会合でヨーロッパ側は、ロシアが停戦の条件としているウクライナ東部地域の割譲を拒否。まず停戦を実現し、その上で「ウクライナ軍が一部の地域から撤退する場合、ロシア軍も他の地域から撤退しなければならない」とする代替案を提示しました。
代替案にはウクライナのNATO=北大西洋条約機構への加盟の可能性など、ウクライナの「安全の保証」の確約も盛り込まれているということです。
また、ヨーロッパ各国の首脳は「ウクライナの平和への道は、ウクライナ抜きで決定されてはならない」とする共同声明も発表しています。
こうしたなか、アメリカのNBCテレビは9日、米ロ首脳会談が予定されているアラスカ州にゼレンスキー大統領を招待することをホワイトハウスが検討していると報じました。
政府高官らの話として伝えたもので、招待されたとしても、ゼレンスキー大統領が最終的に会談に出席するかどうかは不明だとしています。
また、「ゼレンスキー氏がアラスカを訪れたとしても、プーチン大統領と顔をあわせることになるかどうかは不明だ」とする関係者の話も伝えています。
注目の記事
【 山本由伸投手 】中学時代のチームの後輩は「並レベルの選手に見えていた、本当にあの人?(笑)」出身の東岡山ボーイズの選手たちは「山本選手みたいに世界を代表するピッチャーになりたい」【ワールドシリーズMVP】

強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

“ニセ警察官”から記者に詐欺電話「保険が不正使用されている」だまされたふり続けると“事情聴取”も…【特殊詐欺手口の全貌】

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い









