■2019年に死亡 寺田氏後援会の会計責任者
寺田氏をめぐっては、すでに亡くなった人物が後援会の会計責任者として記載されていたこともわかっています。
記者
「収支報告書に会計責任者として名前が記載されてる男性ですが2019年に亡くなり、現在はこちらの墓地に眠っていらっしゃるということです」

2019年10月に死亡した男性。
翌2020年分の後援会の収支報告書の中には…

2020年分の後援会の収支報告書の一部
「政治資金規正法に従って作成したものであって、真実に相違ありません」
亡くなった人物の印鑑もしっかりと押されていました。

2014年から「代表者」として記載されている人物を訪ねました。
96歳になる下見勝二さんです。

記者
「『寺田稔竹原後援会』の代表者?」
「代表者」として記載 下見勝二さん(96)
「違う…代表じゃない。代表じゃないよ」

記者
「でも名前が書いてありますよね」
「代表者」として記載 下見勝二さん(96)
「どこに書いてある?」
記者
「収支報告書に」


「代表者」として記載 下見勝二さん(96)
「これは寺田の事務所が(名前を)勝手に使ってる。全く関係ない」
会計責任者だけでなく代表者も
事実と違うことが記載されていたのです。

下見さんはかつて寺田氏を支援していた時期があったといいます。しかし、5年以上前から付き合いはないと訴えました。

記者
「事務所から謝罪とかありましたか」
「代表者」として記載 下見勝二さん(96)
「謝罪なんかない。もう無責任極まる。私は(寺田氏が)辞めることについては胸がすっとする」
寺田氏は辞任後、様々な疑惑は自分自身が関与したものではないことを改めて強調しました。

寺田稔前総務大臣
「私自身が関与したのではない。またチェックしたのではない。いわゆる関係政治団体について様々な事務的なミス、あるいは不手際が発覚をしたということで関係者にお聞きをしながら、説明責任を果たしてまいりました」














