中国の7月の消費者物価指数は去年の同じ月と比べ横ばいとなりました。

中国国家統計局の発表によりますと、7月の消費者物価指数は去年の同じ月と比べて横ばいとなりました。

品目別に見ると、食品では消費量の多い豚肉が去年の同じ月と比べてマイナス9.5%となり卵類はマイナス11.2%でした。

供給の過剰が懸念されている自動車などの乗り物は去年の同じ月と比べてマイナス2.1%となったほか、ガソリンなどの燃料価格も9.0%値下がりしました。

また、7月の工業品卸売物価指数は去年の同じ月と比べてマイナス3.6%となり、2年10か月連続のマイナスとなりました。

中国はアメリカと互いにかけた関税をいったん引き下げることで合意していますが、今後の交渉次第では貿易戦争が再燃する可能性もあり景気の先行きに不透明感が漂っています。

また、長引く不動産不況の影響で依然として人々の節約志向は強くデフレへの懸念がくすぶり続けています。