長崎地方気象台はきょう午前5時44分、大雨と落雷、突風に関する気象情報を発表しました。

長崎県では、明日10日朝から明後日11日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。

気象概況

現在、九州北部にある前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になっています。この前線は明日10日にかけて九州北部付近に停滞し、その後ゆっくりと北上する見込みです。このため長崎県では、明後日11日にかけて局地的に雷を伴った激しい雨や、非常に激しい雨が降る恐れがあります。

予想される雨量

明日10日にかけての1時間降水量は、多いところで南部、北部、壱岐・対馬で50ミリ、五島で40ミリと予想されています。

明日10日朝6時までの24時間降水量は、多いところで──
▼南部、北部、壱岐・対馬で150ミリ、五島で120ミリ。
その後、明後日11日朝6時までの24時間降水量は、
▼南部、北部で200ミリ、壱岐・対馬、五島で150ミリとなる見込みです。

12日朝6時までの24時間降水量は、南部、北部、壱岐・対馬で100ミリ、五島で60ミリと予想されています。

防災事項土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲が近づく兆候がある場合は、速やかに建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

【静止画で見る】9日午前6時から10日午前6時までの雨のシミュレーション(1時間ごと)