伸び悩み「原点に戻る」
比嘉敏彦監督:
「力に頼ったフォームになっていた。そこを改良した、昔に戻った感じです」
小学生の頃から磨いてきた、パワーに頼らず自分の体重をいかして挙げるフォームに戻すと、九州高校総体では8か月ぶりに記録を更新。スナッチ111キロ、トータル239キロの日本高校新記録を樹立しました。
「本人の中では5連覇だと。中学校から含めて。全部勝っていきたいと本人は思っていると思う」
プレッシャーに感じてしまいそうな監督の言葉にも、天久は自信に満ちた表情で誓いを立てました。
天久星七選手:
「優勝することを目標に、自分に設定された重量をしっかり成功できるように頑張っていきたいです」
8日、鳥取県米子市。ランニングで汗を流した天久は、「体調も万全、いい記録が出せる」と明るい顔色で開幕を迎えました。
申告した重量が軽い選手から試技が始まるウエイトリフティング。スナッチで日本高校記録を持つ天久は、他の選手の試技が全て終了した後の登場で、1回目、100キロに挑戦。