埼玉県八潮市で1人が亡くなった道路陥没事故をうけ、県内でも対応が進んでいます。道路の陥没事故を防ぐため、自治体や、電気・ガスなどの事業者が連絡会議を開きました。

ことし1月に埼玉県八潮市で起きた道路の陥没事故を受けて、道路を管理する自治体と、地下に設備を持つ事業者の連絡会議が発足しました。

2回目となる8日の会議では、国や県・市のほか中国電力や広島ガスなどの担当者が出席し、道路下の空洞などの点検結果が報告されました。

これによりますと昨年度、国が管理する県内の国道で約200㎞を調べた結果、13か所で空洞が見つかりました。またガス施設では、ガス漏れを検知するなどの不具合が、約900㎞の調査区間で95か所、確認されたということです。

国交省 中国地方整備局 広島国道事務所 村上祐二 占用調整管理官
「まずは早期発見・早期対応することで、物的損害はもちろん、八潮の事故のような人的な被害が出ないよう、お互い連携を深めていきたい」

連絡会議は、来年度からも年1回開かれ、点検結果を共有することにしています。