8日も未明から朝にかけて、新潟県内では非常に激しい雨が降りました。
記録的な大雨となった佐渡市では、農地に大きな被害が出ています。
降り始めからの雨量は、佐渡市羽茂で415.5mm・村上市三面で296.5mmなど。
羽茂では8月の平年の1か月の降水量の3倍近くも降ったことになります。

佐渡市のこれまでの調査では、田んぼの法面崩壊や土砂の流入農道の被害など、47件の農地被害が確認されています。
【佐渡市 渡辺竜五市長】
「田んぼが乾いてヒビが入っていたりすると、大量の水が流れ込むことでパカっとずれることがある」
8日午前から羽茂地域の田んぼでは、渡辺竜五市長の案内で、早期復旧支援に向けて北陸農政局の職員が、法面の崩壊の数や規模などを細かく調べました。
【被害を受けた農家】
「今やってほしいのは、緊急的に土砂をどけて収穫に向けた作業をできるようにしてほしい」

【佐渡市 渡辺竜五市長】
「中山間地における農地の復旧は大変だということをしっかりと見ていただきたいと思うし、国の方に被害の状況を届けられるので本当にありがたい」