3人に1人が「お酒飲まない」

博報堂生活総研が2024年に行った調査では、3人に1人が「お酒を飲まない」と答えました。
お酒を飲む頻度も、「ほとんど毎日飲む」という人は33.1%で、前の年よりも一気に5ポイント減少し、過去最低となりました。

ノンアルコール需要の高まりを受け、こちらのビアガーデンでは10種類のノンアル飲料を提供。5年前の2倍に増えています。

ビアガーデンを運営する中華料理八仙閣 本店支配人 門田繁さん
「ノンアルコールの需要もすごく増えたなというのは、発注数を見ても明らかに増えていて、私たちもすごく感じているところです」「私共もここ3年くらいはお酒を沢山飲む方も、ほどほどに飲む方も、全く飲めない方もみんなが楽しめるビアガーデンを用意しましょうということで」
スポーツメーカーも参入
市場も拡大中です。

サントリーによると、ノンアルコール飲料市場はここ15年、右肩上がりを続け、2024年は過去最大に。
種類も増加傾向で、近年はノンアルコールのレモンサワーやハイボール、ワインと選択肢が広がっています。
なかには異業種からの参入も。

スポーツメーカーのミズノは運動後に飲むことを目的としたノンアルコールビールを3年前に発売。
マラソン大会の会場で販売したところ、走り終わったランナーなどから好評だったということです。

ミズノグローバル研究開発部 近藤由佳エキスパート
「弊社は来年120周年になるんですけども、その歴史の中で口に入れるものは、今回のノンアルコールビールが初めて。南信州ビールさんというビールメーカに作ってもらっているんですけど、正直、工場の生産が間に合っていない」