核兵器の廃絶をめざして世界8,000都市が加盟する平和首長会議の被爆80周年記念総会の開会式が8日、長崎市で行われました。

平和首長会議は4年に1度、総会を開いていて、被爆80年の記念総会となったことしは国内外の143の自治体などから240人あまりが参加しました。

8日は開会式の後、国連大学学長による基調講演や、日本被団協の代表理事を務める横山照子さんの被爆体験講話が行われました。

横山照子さん「上の姉が白血病で亡くなりました。下の姉は皮膚がんに始まり、いろんながんにかかり、胆管がんで亡くなりました。原爆は死ぬまで苦しみを与え続けます。」

国際平和医師団 フィリップイズリップさん「核兵器が人類に何をもたらすかを明らかにするとても悲しい被爆講話でした」

ドイツ・マンハイム市クリスチャンスペクト市長「長崎で被爆者の話を聞き、世界平和のためにともに努力するのは特別な気持ちです」

参加者は9日、平和祈念式典に参列し、10日の会議で核なき世界にむけて、ナガサキアピールを採択します。