新潟県内では先日まで高温と渇水が続き、コメ作りを始めとする農業への影響が心配されています。今年の新米は大丈夫でしょうか?
県と上越市、JAが合同で行った田んぼの被害調査。調べたのは高温と渇水がもたらした稲への影響です。

【上越東農林事務所 普及課 田中文浩 専門員】「水がないし、暑くて稲が十分に活動できなくて、葉っぱが枯れてしまっている」

「葉の半分くらいが枯れていると、ちょっとなおらない」

牧地域の田んぼでは、葉の先が枯れてしまった稲が見られました。
また…
【上越東農林事務所 普及課 田中文浩 専門員】「この地域は水が少ない所なので、割れる圃場が多くなる」

「(ひび割れが)深いと、今年だけでなく来年の作付けにも影響してくる」
上越市 高田では7月の降水量が0.5ミリと観測史上最少となった一方、平均気温は28.7℃と観測史上最高に。

雨がほとんど降らない日が8月5日まで40日間続きました。

雨に頼る天水田やため池から水を引く田んぼが多い牧地域では、特に水不足の影響が心配されていましたが、6日は6ミリ、7日は53ミリの雨が降り、少し持ち直したということです。

【上越東農林事務所 普及課 田中文浩 専門員】「(牧地域には)天水田が多くて、ため池がある所もあるが、きのう、おとといの雨が降る前に底をついているため池も多かったと聞いている。定期的に雨が降っていい収穫が迎えられたらありがたい」

上越市は来週中にも市内の被害状況をまとめ、今後の支援策を検討したいとしています。