先月の企業倒産は900件を超え、今年最多となりました。また、“トランプ関税”の影響で今年1年間の倒産は1万件を超える可能性があります。

東京商工リサーチによりますと、先月の負債額1000万円以上の企業倒産は961件となりました。

ひと月あたりの倒産件数が900件を超えるのは9か月ぶりで、今年最多となっています。

▼物価高や人手不足を理由に飲食業の倒産が去年より3割ほど増加したほか、▼円安による仕入れコストの上昇などが影響し、織物や衣服などの小売業の倒産も増えています。

さらに、トランプ政権の関税政策が依然不透明なことから、調査会社は「今年1年間の企業倒産は、去年に続き1万件を超えるだろう」と分析しています。