日本プロ野球機構は8日、7月度の「大樹生命月間MVP賞」を発表し、セ・リーグ投手部門でDeNAの東克樹(29)が受賞した。

7月は5試合に登板し4勝1敗、防御率1.50をマークした東。約1年ぶりで3度目となる月間MVPの受賞に「非常に嬉しく思いますし、ここからチームの勝利と自分の勝利両方伸ばせるように、頑張っていきたい」と話した。7月の印象に残った登板には、15日の広島戦と21日の中日戦をあげ、「8回のピンチを0に抑えて勝ったことが僕にとってはすごく印象深い2試合だった」と振り返った。

21日には3年連続となる二桁勝利をあげた東。かねてより「3年結果を出し続けて本当のエース」と口にしており、自身が掲げているエース像に一歩近づいた。「現状勝利数で1位なので最多勝は狙っていきたい。15勝はいきたいと思っているが、打線の援護というところも関わってくるので、いいリズムで攻撃に回せるようにしっかり自分が抑えていきたい」と意気込んだ。

シーズンも後半に入り、首位・阪神とのゲーム差は12.5。「ここからが大事な試合、タフな試合が続くと思うので自分の軸をぶらさずに投げていきたい」。逆転優勝を目指し、腕を振り続ける。