中国銀行が新たな試みです。二酸化炭素の排出削減に向けて、岡山県と広島県内に太陽光発電所を整備を始めました。

中国銀行がグループ会社の「ちゅうぎんエナジー」などと連携して行うもので、備前市で太陽光発電所の運転開始式が行われました。中国銀行では二酸化炭素の排出削減に向けた取り組みとして、今年度中に岡山県と広島県内の耕作放棄地などに新たに太陽光発電所約20か所を設置する計画です。電力は中国銀行の本店を含む9つの事業所に送られ、将来的には地域の企業にも「脱炭素経営」を勧めていきたいとしています。

(中国銀行取締役常務 西明寺康典執行役員)
「30年には確実にネットゼロ(温室効果ガスのゼロ)を目指す。そういった流れを地域にもどんどん広げていく、脱炭素の取り組みをもっと加速していく」

今回の取り組みによる二酸化炭素の削減効果は、中国銀行全体で使用する電力などの約35%に相当するということです。