自身が目指す事業の魅力を全力でアピールしました。岡山県にゆかりのある若手起業家のプレゼンを受け、大手企業の経営者らが出資や支援を検討するイベントが岡山市中区で開かれました。

(倉敷中央病院付属予防医療プラザ 木口賀之さん)
「今回私が提示したいのは、予防医療に関する事業立ち上げに関してご協力いただけないかというお願いになります」

参加者が持ち込んだ、新たな事業計画に・・・

(歓声)「おー!」

地元の大手企業の経営者や大学の関係者らが、出資や、業務提携などの支援を表明します。

(ナカシマホールディングス 中島基善社長)
「悪くなる前に何とかすると、そういうことをしないと医療費というのはどんどん増えるばかりということになりますので、ぜひ私は出資させていただきたい」

岡山市中区の石川文化振興財団が、地方経済を活性化させようと初めて開いた、「オカヤマ・ピッチ・クロッシング」です。約40社の応募の中から書類選考を通過した、岡山にゆかりのある6社が、今後取り組みたい事業の内容や予算などをプレゼンしました。

(トネリコ 岬美由紀さん)
「私はただ花と飲食をかけ合わせたいのではありません。花と何かをかけ合わせることで新しい価値を生み出せる存在になりたい。この事業はその第一歩です」

自身が経営するフラワーショップの魅力を取り入れた飲食店を開きたいという事業計画には・・・

(両備ホールディングス 松田敏之代表取締役)
「杜の街(グレース)に、もしご出店いただけるのであればフリーレント(賃貸無料)6か月させていただければと思います」

具体的な支援策の提案も飛び出しました。

(石川文化振興財団 石川康晴理事長)
「岡山の未来を背負う新たなリーダーに対して、ぜひ皆さま出資、または支援という形でこちらにいる優秀な起業家を応援していただきたい」

プレゼン後には、さっそく審査員と名刺交換する参加者の姿もありました。主催した石川文化振興財団は、今後も年1回こうしたイベントを続けていきたいとしています。