愛媛県大洲市肱川町で進められている山鳥坂ダムの工事で、ダム本体の建設に必要な、川の流れを切り替える作業が行われました。

国が治水などを目的に進めている山鳥坂ダムの工事では、ダム本体の建設に必要な、川の流れを切り替えるための仮排水トンネルが貫通したことから、先月、切り替え作業が行われました。

トンネル入り口で自治体や工事関係者が見守る中、クレーンがせき板を引き上げると、川の水がトンネルに流れていきました。

仮排水トンネルの入り口はダムの建設予定地からおよそ200メートル上流、出口は682メートル先で、排水能力は最大毎秒350トンです。

山鳥坂ダムの本体工事は今年5月から始まっていて、2032年度中に全体が完成する予定です。