智弁和歌山は春のセンバツ甲子園準優勝校で、和歌山大会では5試合で3失点と強力な投手陣を擁しています。

佐々木洋監督が大会屈指の投手陣を前に攻略のキーマンに挙げたのは…

(佐々木洋監督)
「連打が期待できないと思いますし、長打が鍵を握ると思います。赤間、古城の右バッターが頑張ってくれれば」
岩手大会で2年生ながらクリーンナップを担った古城大翔選手と赤間史弥選手です。
2人は打撃投手が近い距離から速球を投げ込み、左右に打ち分けるなど力強いバッティングを意識していました。

(古城大翔選手)
「1点が遠くなってくると思うので、その中で自分の一本でチャンスを広げたり、ランナーを返せるようなバッティングができたらいい」

一方、投手陣は右のエース・3年生の金野快投手、2年生左腕の萬谷堅心投手などがブルペンで20球ほど投げ込み球筋を確認していました。

(金野快投手)
「自分たちの打線が点を取ってくれると思うので、点を取った時に自分たちがどれだけ(相手打線を)抑えるかが鍵になってくるので、最少失点で抑えていきたい」

春と夏の甲子園で岩手勢と和歌山勢の対戦はこれまでに4度あり、全て岩手が敗れています。
和歌山勢からの初白星、そして「岩手から日本一」に向けて一戦必勝で臨みます。

(中村耕太朗主将)
「(智弁和歌山は)伝統校で、今年は自慢の打撃に加えて投手陣が揃っていて、手強い相手だと思う。自分たちが勝つためには、ローゲームに持っていく必要があると思うので、粘り強く最後の最後まで1点を取りきれるように、最大限の準備をして勝ちにいきたい」

花巻東は7日の第1試合で智弁和歌山と対戦します。