記録的な暑さが続く中、農作物の高温対策を進めようと、熊本県の木村知事が生産現場を視察しました。

熊本市西区河内町は古くから温州ミカンの栽培が盛んで、その生産量は県内の約4割を占めます。

JA熊本市柑橘部会では、これまで年間約2万トンのブランドみかん「夢未来」を販売していましたが、去年は高温と渇水、その後の台風被害などで収量が落ち、1万5000トンに留まりました。

今日は木村知事や県の担当者などが栽培現場を訪れて、ミカンの実に白い布を被せて直射日光を遮る方法や、白い農薬を散布することで日光を反射させ、日焼けを防ぐ方法などの説明を受けました。

こうした対策をとった上で、JA熊本市柑橘部会は、今年、ブランドみかん「夢未来」の1万6000トンの出荷を目指します。

熊本県 木村敬知事「相当に手間のかかる対策をしているので、県としてもしっかり農家を守っていきたい」