国や熊本県などは、8月の大雨で被害を受けた河川や道路などについて、国が負担する復旧費用を決めるための実地調査を10月6日に始めました。

この調査は「災害査定」と呼ばれるものです。

県は今回の大雨で2506か所の被害を国に申請していて、被害総額は約666億円に上る見通しです。

10月6日に災害査定をしたのは御船町の田代地区で、大雨の影響で町道の「のり面」が約8mにわたって崩落しました。

査定では復旧方法の確認や工事中の仮設道路の確保について確認し、査定の後、本格的に復旧工事が始まります。

国土交通省 児玉光広災害査定官「地域のみなさんが安心安全に、速やかに復旧して、生活ができるような対応をしたい」

県は2025年中に県内すべての査定を終えたいとしています。