長崎地方気象台は7日午前6時、大雨と落雷及び突風に関する長崎県気象情報を発表しました。

日本海にある低気圧から華北へのびる前線が7日夜にかけて九州北部地方まで南下し、停滞する見込みです。この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。
このため、長崎県内では8日朝にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降り、特に7日昼前と、8日未明から明け方にかけては、非常に激しい雨が降るおそれがあります。9日以降も前線の影響で、引き続き、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫の危険度が高まりやすい状態が続く見込みです。

気象台は、8日昼前にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒するよう呼びかけています。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、建物の中に移動するなど安全を確保するよう促しています。

予想降水量

▼7日の1時間降水量は、南部と北部で多いところで50ミリ、五島で40ミリ、壱岐・対馬で20ミリと予想されています。
▼8日午前6時までの24時間降水量は、南部と北部、五島で150ミリ、壱岐・対馬で40ミリと予想されています。その後も、9日と10日にかけても大雨の状態が続く見込みです。