アメリカのトランプ大統領がインドに対して25%の追加関税を課す大統領令に署名したことを受け、インド政府は「不公平、不当かつ不合理だ」と反発しました。

トランプ大統領は6日、インドがウクライナへの侵攻を続けるロシアから石油を輸入しているとして、インドからの輸入品に対して25%の関税を追加で課すとする大統領令に署名しました。

これを受け、インド外務省の報道官は6日に発表した声明でロシアからの石油輸入について、「14億人のインド国民のエネルギー安全保障を確保するという目的のために行われている」と強調。「追加関税を課すことを選択するのは極めて遺憾」「これらの行動は不公平、不当かつ不合理だ」と反発しました。

さらに、声明では「インドは国益を守るために必要なあらゆる措置を講じる」としています。