6日、41.4℃まで気温が上がった静岡市。国内で2日連続で41℃を超えたのは初めてです。一方、大雨にも警戒してください。6日夜から朝にかけ、北陸では線状降水帯が発生するおそれがあります。

青森の夏の風物詩、ねぶた祭。

記者
「午後8時半すぎの青森市です。断続的に雨が降っているため、ねぶたにはビニールシートがかけられ、沿道の客は雨具をつけ、祭りを楽しんでいる」

雨が次第に強くなる中、負けじと楽しむ人の姿がありました。

一方、北陸では7日朝にかけ、線状降水帯が発生する恐れが高まっています。

記者
「午後8時前の新潟市中央区です。雨風ともに強くなってきています」

6日夜、帰宅時間を直撃した大雨。新潟市内の一部の道路は冠水し、車が速度を落として走る様子も…

新潟県佐渡市羽茂では、午後9時までの24時間で271ミリの雨が降り、観測史上最大となりました。

6日朝から大気の状態が非常に不安定となり、大雨に見舞われた石川県。輪島市では午前7時すぎまでの1時間に47ミリの激しい雨が降りました。

市内の用水路には、去年の豪雨を受けて土のうが設置されていましたが、一部流される被害が…

輪島市民
「朝起きた時は(土のうが)3つも4つも流されていた。避難しようかなと思って」

石川県内で断続的に降り続いた大雨。珠洲市では、ふくらはぎの高さほどまで道路が冠水し、立ち往生したトラックが引き返していました。

関東でも午後、天気が急変。

「雷の音とともに横殴りの雨が降り始めました」

6日夕方、宇都宮市を襲ったのは“ゲリラ豪雨”。道路は冠水し、車が水しぶきをあげながら走っていました。

埼玉県加須市では横殴りの暴風雨が吹き荒れる様子が。局地的な雷も関東各地で相次ぎました。

大雨は東北など広い範囲に及びました。

気象庁によりますと、7日朝にかけ、新潟県と富山県、石川県に線状降水帯が発生し、災害の危険度が急激に高まる恐れがあります。土砂災害や河川の氾濫、落雷、突風などに注意が必要です

一方、記録的な猛暑は続いています。静岡では最高気温41.4℃と、観測史上2位タイの記録です。砂場を裸足でリポートしていた記者は…

記者
「立っているだけでも…熱っつ!熱い!」

水遊びする子どもたち
「この中が気持ちいい。外に出ると暑くて死んじゃう」

5日は群馬県伊勢崎市で41.8℃と国内の歴代最高気温を記録しましたが、国内で41℃を2日連続で超えるのは初めての事です。

最高気温37.0℃、今年最高を記録した東京都心。

「もうサウナですね」
「オーブントースターに入れられているみたい」

渡部峻キャスター
「ついつい屋内に入りたくなる。そんな暑さですが、屋外のテラス席でも涼める場所があるんです」

代々木公園に隣接するレストランに設置されているのは、屋外エアコンです。前後左右4方向に冷風を送り、およそ3メートル先まで快適な空間をつくるといいます。

屋外エアコンはスケボーパークにも設置されていて、休憩中にクールダウンすることができます。

ダイキン工業 駒井諒子さん
「涼しいスポットを少しでも多く広げていって、暑い夏でも人間らしい活動ができるようなことを目指したい」