6日、俳優の山田裕貴さん、古田新太さん、バカリズムさんが、映画『ベートーヴェン捏造』の製作報告会見イベントに登壇しました。

映画『ベートーヴェン捏造』製作報告会見イベント



山田さんは、今回のオファーを受けて、” 僕が思ってたベートーヴェンのイメージって、「多分天才だったんだろうな」くらいしか知らなかったんですけど、ベートーヴェンを日々流し、自分の中で音楽を刻みながら、イメージを膨らませました。当時のベートーヴェンの会話帳は今でも残っていて、スタッフさんに見せてもらいながら、想像を膨らませながら、演じさせてもらいました”と、話しました。

山田裕貴さん



天才に思いをぶつける役どころに関して尋ねられると、” ある漫画の受け売りなんですけど、「憧れは理解から最も遠い感情だよ」っていう言葉が、中学生ぐらいの僕にはぶっ刺さりまして。なるべく憧れないように、あの人に憧れすぎないようにしています。すごい!と思ってしまうとすごい!としか思わずに理解しようとしないっていうところで止まってしまうっていうのがあったので。今回演じたのは、なんかその逆というか。シンドラーは多分ものすごくベートーヴェンのことを愛していただろうし、尊敬していただろうし、憧れていたと思うんで、なんか演じる時は主観に戻りながらと、なんか行ったり来たりはできたかなっていうのは思っています”と、振り返りました。

山田裕貴さん、古田新太さん



古田さんも役作りについて、” ドイツ人だからね。ドイツ人役やるの初めてだから(笑)。ベートーヴェンは本当に天才って言われている人だけど、僕の中では凄く変わってる人なんだろうなっていうイメージだから、役作り的には、凄く楽しくてやりやすかったです ”と、笑顔で答えました。

古田新太さん



山田さんも、古田さん演じるベートーヴェンについて、”ベートーヴェンの格好しているだけでも面白かったんで、古田さんの雰囲気って言うのかな凄く感じますね。現場でも座っているだけでオモシロくて、なんかその雰囲気って、あまり出そうと思って出せるものじゃないから、そこが凄く魅力的でした”と、古田さんを絶賛。

古田さんは”やーまだは、もの凄く真面目。僕は不真面目だから基本的に早く帰りたいですって感じなので(笑)。やーまだは、ちゃんと考えてやってくれているから、それはシンドラーとベートーヴェンの関係性としては、正しかったと思います”と、山田さんとのコンビの良さをアピールしました。

山田裕貴さん



一方、バカリズムさんは、山田さんと古田さんについて聞かれると、”いやもう本当に、2人とも完全に人間として欠落していて(笑)”と話すと、2人は大爆笑。続けて、”うん(笑)だからすごい良かったですね。古田さん演じるベートーヴェンも本当にこういう人だったんだろうなっていう。音楽の才能が無かったら、最低な人間だったんだろうなっていう役柄ですし、山田さんも最初はすごくさわやかな好青年なんだけど、だんだん時間が経つにつれてキモくなっていく(笑)。やっていることは変わらないけど、どんどん異常性が増していくところが「良いキモさ」でしたね”と、バカリズム節で語りました。


バカリズムさん



また、山田さんのコメディ部分の演技について、バカリズムさんは”山田さんが演じるシンドラーが、真っ直ぐな目をしているというか、めちゃくちゃ異常な事をやっているのに、なんも間違ったことをしていると思ってない。本当にそういう風に見えるんですよ。だから本当におかしい人って、たぶんこういうことなんだろうなって。シンドラーを演じる時に山田さん自身が、迷いとか疑問を感じてたら、そういう顔にならないです ”と話すと、山田さんは” 嬉しいです ”と大喜び。


山田裕貴さん、古田新太さん、バカリズムさん



そして、”本当にシンドラーが憑依してるんです。すごくピュアな笑顔をするんですよ、異常なのに(笑)表情とか、まっすぐな目とかは、逆にそれが怖くなるような良さがありましたね”と、山田さんの演技を絶賛。

それを聞いた古田さんも、”やーまだとは、何度かお仕事しているけど、すごく真面目で、信じる力っていうのが強い俳優さんです。バカリちゃんが言ったみたいに、途中から本当に気持ち悪いし”と言うと、山田さんは“もうここだけ広がって欲しいっす。太字で書いてください! ”と、記者にアピールしました。

【担当:芸能情報ステーション】