教員の負担軽減を図るため、休日の部活動を地域の指導者が担う地域移行の取り組みについて、金沢市議会の特別委員会で、勝利優先ではなく子どもが目標を持てる活動が大切とする他県の事例が示されました。

生徒「ナイスシュート」

コーチ「今の肩の引っ張り方いい」

生徒にアドバイスしているのは、教員ではなく金沢市ハンドボール協会の指導員。先週土曜日から金沢市でも部活動の地域移行に向けたモデル事業がスタートしました。

6日開かれた金沢市議会の特別委員会では、新潟県の長岡市教育委員会の担当者が9月から始まる地域クラブの活動に向けた取り組みを紹介しました。

長岡市教育委員会 石川智雄さん「勝利優先する大人の意向ではなくて子どもたちが目標を持って活動するための場として本来の部活動の意義、教育的意義を継承するものとして『地域クラブ』の位置づけとして考える」

国のガイドラインでは、2031年度までに中学校の部活動の地域移行を完了することとしています。

金沢市では今後、バレーボールでもモデル事業を通して課題を洗い出すとともに、地域移行協議会を開いて方向性を検討することにしています。