陸上男子400メートル障害で2012年ロンドン五輪日本代表の岸本鷹幸選手が6日、今年9月の大会を最後に第一線から退くことを明らかにしました。
岸本鷹幸選手は、所属先の富士通を通して9月7日に開催される母校・法政大学の競技会を最後に引退することを明らかにしました。

岸本選手はむつ市出身の35歳で、大湊高校3年でインターハイを初制覇するとハードル種目の名門、法政大学に進学しました。
在学中の2012年にはロンドン五輪に出場、故障も影響して失格となりましたが、その後も長年第一線で活躍を続け世界選手権には5回出場しました。
400メートルハードルの自己ベスト48秒41は日本歴代6位の記録です。
岸本選手は所属先の富士通を通して「『もうこれ以上は無理だ』というところまで競技を続けることができた。今後は嫌というほど鍛えた身体を少し休ませ、社会人としての心と能力を鍛えていこうと思います」とコメントしています。