サーモンを中心に養殖や加工、卸売を手がける青森市の会社が、サーモン産業の「県内内製化」に向けて、八戸市に冷凍保管拠点を新しく建設する計画を発表しました。

青森市のオカムラ食品工業は、これまでは県内でとれたサーモンを市内の工場で加工したあと、関東圏の冷凍倉庫に輸送し、各地に出荷していました。

こうした中、「共同物流サービス」と連携して八戸市に冷凍倉庫を新しく建設し、倉庫で保管したサーモンを、八戸港から船で出荷する計画が発表されました。

オカムラ食品工業 岡村恒一 社長
「県内に集中することによってコストが下がる、これが最大のメリット。冷蔵庫が八戸にある、八戸港を活用する、これは日本中バラバラに送るには断然コストが低い。管理も非常にしやすい」

サーモン産業の全ての過程を県内で行う「県内内製化」を進めることで、物流の効率化が期待されています。

冷凍倉庫は11月に着工し、2年後から稼働する予定です。